分譲マンションや一戸建てなどの不動産を売却する際、室内に家具や小物を配置しまるでモデルルームのように演出することを「ホームステージング」と呼びます。
不動産物件をできるだけ早く売却したい方、できるだけ値下げをせずに売り渡したい方にとって、このホームステージングはかなり有利な方法です。
今回は不動産売却時の心強い方法「ホームステージング」についてご紹介します。
ビジュアルイメージに訴えるホームステージングのメリット
昨今はスマホやSNSの普及で、物件情報を外出先や勤務先で検索、閲覧する方が増えました。
同じ物件情報でも室内の写真が豊富に掲載されていればイメージがつかみやすいですし、おしゃれなインテリアで演出された室内の方が好印象を与えることができます。
そのため販売したい物件の室内を、家具やカーテン、観葉植物などで飾る「ホームステージング」を駆使し、物件情報として掲載するケースも
この方法によるメリットは以下のようになります。
●内見希望者が増える
●売却にかかる期間を短縮できる
●販売価格を落とさずに売却できる
●物件の良さやメリットをアピールできる
空室になりガランとした部屋、居住者の生活用品や家具で雑然とした部屋では閲覧者の興味を惹きにくく、さらに良い印象を与えることもできません。
空室になった部屋に「物件の購買層に訴えるインテリアや小物」を配置し、おしゃれな部屋を演出すれば内見者が増え売却につながるのです。
実際にホームステージングを施した物件はそうでない物件と比較して、成約にかかる期間が3分の1になったという国内調査があります。
さらにホームステージングの本場・アメリカでは、ホームステージング物件は約6％高く売れたという統計もあり、購買層にかなり訴えかける方法として定着。
家具や小物を配置することで物件のメリット（窓が大きい・リビングが広いなど）を引きたてることもでき、不動産販売にとって有効な方法のひとつとなっています。
ホームステージングのデメリット
●費用がかかる
インテリアに興味があり、ご自分でホームステージングのできる方であれば、自前のインテリアを使い必要最低限の費用で実施できます。
それができない方は通常、不産会社にお願いして室内インテリアをコーディネートしてもらうのですが費用が約数万円～数十万円程度必要です。
家具や小物は基本的にレンタルになりますが、不動産売却のためにさらに費用を上乗せするとなると心理的な抵抗感もありますね。
ただ物件がなかなか売れない（販売価格を下げたくない）、物件のメリットをもっとアピールしたい方には有効な方法です。
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まとめ
今回はホームステージングについてご説明しました。
アメリカではすっかり定着している「住宅販売のための演出方法」ですが、今後は日本国内でも広く認知される可能性も。
「このような演出方法がある」ことを知っておくと、より有利な条件で所有物件を売却できる可能性が高まります。
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