現在、西宮市には約7,000人の外国人市民が住んでいます。新型コロナウイルス感染症の対策、また、それに伴う生活支援が提供される中、外国人市民が慣れない言葉や文化の違いで戸惑う場面も生じています。 今回は、生活をしていくために大切な情報を外国人市民にも届けるために、西宮市や西宮市国債交流協会が行っている、多言語での情報発信の取り組みについて紹介します。
新型コロナ関連情報を多言語で発信中
英語、中国語、やさしい日本語・・・
新型コロナ関連情報について、特に重要と思われる情報を、英語、中国語、やさしい日本語に翻訳して、西宮市のホームページ(ページ番号:50121152)に掲載しています。
また、感染拡大防止ポスター等について、英語、中国語の翻訳版を作成し、上記ホームページに掲載しています。
「やさしい日本語」ってどんなもの?
やさしい日本語とは、平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災の経験から、災害時に速やかに適切な行動がとれるよう考えられた、外国人にも分かりやすい日本語のことです。
現在では、災害時だけでなく、平常時での外国人への情報伝達手段としても研究され、全国的に活用が広がっています。
例)今朝 ⇒ 今日の朝 余震 ⇒あとから くる 地震
<Point>簡単な言葉に言い換え、ルビを振る
多言語情報へのアクセスが簡単に
西宮市がこれまで独自に翻訳してきたさまざまな情報を、一つのページにまとめ、直接アクセスできるようにしました。
同ページでは、機械翻訳機能を使って、西宮市ホームページを多言語に翻訳することも出来ます。
ホームページ上の多言語情報が探しやすくなりました。外国人市民の皆さんにとって、より生活しやすいまちを目指して、今後も外国語での情報発信に努めます。
【西宮市役所 秘書課 鈴木主事】
「西宮市民べんり帳」にも多言語情報を掲載
各種行事情報を掲載している「西宮市べんり帳2020」では、緊急時に必要な情報などを英語、中国語、韓国語、ベトナム語の4ヵ国語で掲載しています。
表紙の右下のQRコードからも、多言語情報を見ることが出来ます。
生活に必要な情報は「多言語生活ガイド」で
緊急時に必要な情報、健康・福祉・教育に関する情報、市役所等での手続きに関する情報などを15項目にまとめ、7言語(やさしい日本語を含む)に翻訳した「多言語生活ガイド」を、市のホームページ(ページ番号:50810645)に掲載しています。
普段からテレビや新聞、インターネット等で、私たちはさまざまな情報を受け取っています。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、これまでとは違う生活スタイルが求められている中、市民の皆さんに伝えるべき情報を正確かつ速やかに発信することの重要性は、一層高まってk待っています。
市民の皆さんに漏れなく情報をお届けする1つの方法として、引き続き多言語での情報発信に取り組んでまいります。
(西宮市 秘書課 田中課長)