西宮市は兵庫県南東部に位置し、人口約
49万人の中核市・保健政令市です。電車を使えば大阪や神戸の両都心に15分程度の時間で到達できる恵まれた立地により、都市のベッドタウンとして大いに発展してきました。
そんな西宮市の地価推移や今後の見通しを解説しています。
西宮市内の公示地価データからみる地価の推移について
西宮市の公示地価は2020年(令和2年)の段階で平均27万4,038円/m2、坪単価に直すと平均905,913円となっており、全国順位は46位。
前年2019年からみると公示地価は平均1.45%上昇しており、2013年頃から毎年+0.4~+2.2%程度上昇しています。
西宮市内でもっとも地価の高いエリアとその坪単価は以下のとおりです。
1・甲風園エリア…1,507,438円(昨年度より2.93%上昇)
2・昭和園エリア…1,375,206円(昨年度より2.97%上昇)
3・西宮北口エリア…1,290,247円(昨年度より3.35%上昇)
4・西宮駅(阪神)エリア…1,272,176円(昨年度より2.85%上昇)
5・さくら夙川(しゅくがわ)エリア…1,209,917円(昨年度より2.78%上昇)
ほかにも夙川や甲子園口、甲子園、甲子園駅、西ノ宮駅(JR)エリアは軒並み昨年の地価を超えて上昇しており、西宮中心地はもちろん、住宅地エリアも地価が上昇しています。
西宮市内でもっとも地価の高い場所は「高松町5-39(西宮駅から160m離れた場所)」で坪単価は3,239,669円、次は「和上町1-31(阪神西宮駅から190m)」の1,818,181 円で、駅に近い土地ほど価値があり、さらに地価が上昇する傾向にあります。
駅から離れれば離れるほど地価が安くなっていき、151位の「山口町中野字東山811番」は坪単価6,280円、有馬温泉駅から2.3km離れています。
西宮市内でも駅周辺の土地と山間部とでは、地価にかなりの差があるようです。
西宮市の公示地価・今後の見通しは?バブル期のような高騰は望めない?
西宮市の一番古い公示価格をチェックすると1983年(昭和58年)まで遡ることができます。
この当時の西宮市内の平均地価は坪あたり887,432円でした。
ところがバブル期(1991年・平成3年)になると地価は坪単価3,521,169円にまで急上昇!
なんと1983年当時の約4倍もの価値があったのですが、1992年(平成4年)には2,636,608円まで急降下。
その後も年々地価は下がり続け、2005年(平成17年)には坪単価平均が705,102円まで落ちこみました。
今は徐々に地価が上昇していますが、バブル期のような異常な地価高騰は、よほどのことがない限り起こりえないでしょう。
2013年(平成25年)頃から、西宮市内の地価は下落から反転し徐々に上昇していますので、今後も地価はゆるやかに上昇する見通しです。
マイホーム取得を目指している方は、地価が上昇し始めている今が狙い目!
まとめ
西宮市は兵庫県でも人口の多い都市で、大阪・神戸エリアに通勤・通学しやすくベッドタウンとして発展しました。
西ノ宮駅など駅周辺や一部住宅地は地価が上昇していますが、駅から遠いエリアでは地価上昇はかなり緩やか、または横ばいとなっているのが現実です。
つまり西宮市内の地価は、利便性の高いエリアとそうでないエリアで二極分化されているのです。
これからマイホーム取得を目指す方は、多少地価が高くても利便性の良い土地をとるか、または逆の発想でいくかを選んでいかなければなりません。
どの場所に土地を取得すればいいのか、わからないときはお近くの不動産会社までお気軽に。
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