阪急西宮北口駅前にある時計台は有名です。
その時計台は過去に一度撤去されることがありましたが、復活することになり、現在も西宮北口駅のシンボルマークとして親しまれています。
西宮北口駅の時計台はどういうものか、なぜ撤去されまた復活したのか、その経緯をご紹介します。
西宮北口駅にある時計台の撤去とは?
この時計塔をデザインしたのは山下雅章さんで、西宮の海や川、風、などをモチーフに作られ、1993年に「にしきた商店街」の寄付により設置されます。
時計台が設置されてから2年後に起きた阪神大震災でも、止まることなく時を刻んでいました。
2003年に発売されたライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」で、この時計台が描かれました。
西宮市は「涼宮ハルヒの憂鬱」の作者である谷川流さんの出身地で、2006年から放送されたアニメで西宮北口駅前が出てきたことから有名になり、アニメのロケ地を巡る「聖地巡礼」を楽しむファンが西宮北口駅に多数訪れるようになります。
15年間地元住民やアニメファンを見守り、親しまれてきた時計台は「北口駅前公園」(現「にしきた公園」)の地下駐輪場工事にともない、2009年に撤去されることになったのです。
西宮北口駅にある時計台の復活とは?
時計台は公園改修のために2009年に撤去されましたが、ファンや地域住民の間で惜しむ声が根強くありました。
商店街との話し合いでいったん処分された時計台ですが、アニメファンからの要望が大きく、市で引き取ることになったのが時計台復活の始まりでした。
同市市役所産業部長・岩崎敏雄さんは「商店街の活性化につながれば」と、呉山商店から時計台を引き受けたそうです。
2013年には復活計画が始まり、市と商店街が時計台復活に動きだしました。
撤去されてから5年後の2014年、地元商店街や自治会主催の東日本大震災の被災地支援イベント「にしきた・ゆっくり祭り」で、時計台の除幕式がおこなわれました。
大勢の方からの要望に応え、西宮市と地元商店街が協力し時計台の復活が実現したのです。
多くのファンや地域住民が見守るなか、真新しくなった時計台がお披露目され、時計台はまた地域のシンボルとして復活しました。
こうして西宮北口駅にある時計台は5年ぶりに復活を遂げることになったのです。
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まとめ
ライトノベルやアニメにより有名になった西宮北口駅の時計台はどういうものか、その設置から撤去、復活にいたるまでをご紹介しました。
アニメは日本国内だけでなく海外からも注目されており、町の活性化にもつながります。
アニメのロケ地を巡る「聖地巡礼」がお好きな方は、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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