家を所有している方は、出産や子どもの独立、親が亡くなるなど、ライフステージの変化に応じて不動産売却を考える時期が来るかもしれません。
生活スタイルや住まいに求める条件が変わることで、住み替えを検討する方も多いでしょう。
そこで今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、人生の節目に合わせて不動産売却に適したポイントについてご紹介します。
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ライフステージの変化による不動産売却①:出産
出産はライフステージの大きな変化の一つであり、それに伴い不動産売却を検討する方が多いです。
結婚を機に家を購入したものの、家族が増えることで手狭に感じることがあります。
このような状況では、より広い家への住み替えを考えることが一般的です。
では、出産のタイミングで不動産を売却することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
出産時に不動産売却をするメリット
資金計画が立てやすい
出産前に家の買い替えを検討することで、子育てにかかる費用と住宅ローンの返済を含めた資金計画を具体的に立てることができます。
特に共働き夫婦の場合、出産後は一時的に妻が働けなくなることも考慮し、無理のない返済プランを立てることが重要です。
家が手狭になるのを防ぐ
夫婦二人で生活していた場合、子どもが生まれると住まいが手狭に感じる方が多いです。
出産前に不動産を売却して資金を確保し、その資金をもとに広い家を購入することで、子ども部屋や収納スペース、遊び場などを事前に準備できます。
広い家に住み替えることで、子どもが成長しても快適に生活できる環境を維持できます。
引っ越しが楽になる
子どもが生まれると、おもちゃや教育関連の荷物が増え、引っ越しが大変になります。
出産前の荷物が少ない時期に引っ越しを済ませることで、負担を軽減できます。
子育ての環境を選べる
新しい家を購入するタイミングで子育ての環境を選ぶことができます。
例えば、希望する学校の近くや自然が豊かな場所、子育て支援が充実した地域を選ぶことが可能です。
自分たちの子育て方針に合った場所に住むことで、子どもに最適な環境を提供できます。
早く不動産を売却するためのポイント
出産を機に早く不動産を売却したいと考える方も多いでしょう。
実際、早めに売却することで高値で売れる可能性が高まります。
では、早く売却するためのポイントをいくつか解説します。
●不動産会社が提示する価格(査定額)よりも安い価格で売りに出す
●買い手の提示価格を受け入れる
●不動産会社に買い取ってもらう
これらの方法は、迅速な売却を目指すためのポイントです。
特に、価格設定において適切な妥協が求められます。
高値を狙いすぎると売却が長引き、最終的に損をすることもあります。
また、不動産会社による買取は、早期売却が可能であるだけでなく、契約不適合責任の免除といったメリットもあるため、検討するのも良いでしょう。
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ライフステージの変化による不動産売却②:子どもが独立
子どもが独立すると、今度は家が広すぎると感じることがあります。
このライフステージの変化で、夫婦だけの生活に適した住まいに住み替える方も多くいます。
では、子どもが独立したタイミングで不動産を売却し、住み替えることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
子どもが独立した後に不動産売却をするメリット
老後に適した住まいに移ることができる
子どもが独立した後、老後の生活を見据えて住まいを選ぶことが大切です。
高齢者は犯罪リスクに備えて、セキュリティのしっかりした家に住み替えることで安心感が得られます。
また、足腰が弱くなってくることを考慮し、利便性の高い場所に引っ越すのも良い選択です。
新しい生活で新鮮さを感じることができる
住み替え先としては、現在の住まいの近くや実家の近く、子どもが住んでいる場所、さらにはまったく新しい場所などが考えられます。
新しい場所に住むことで、日々の生活に新鮮さを感じ、刺激的な毎日を過ごせる可能性があります。
慣れた場所に住み続ける安心感もありますが、新しい環境での生活も魅力的です。
掃除の手間を減らせる
子どもが独立して広い家に夫婦二人だけで住み続けると、掃除が大変になることがあります。
若いうちは問題なくても、年齢を重ねると広い家が負担になることが多いです。
夫婦に合ったサイズの家に早めに住み替えることで、その後の生活が楽になると考えられます。
子どもが独立した後の不動産売却ではリフォームは必要?
子どもが独立した後に家を売却する際、リフォームが必要かどうか悩む方も少なくありません。
リフォームをおこなうと見た目が良くなり、買主がすぐに住める状態にできるため、早期売却につながる可能性があります。
ただし、リフォーム費用を販売価格に上乗せするのは難しく、価格が相場より高くなると買い手が付きにくくなります。
大掛かりなリフォームは避け、壁紙やふすまの修繕など、内覧時の印象を改善する程度の手軽な修繕をおすすめします。
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ライフステージの変化による不動産売却③:親が亡くなる
最後に解説するライフステージの変化は、親が亡くなるタイミングです。
親が亡くなった場合、親が所有していた不動産を相続することになります。
このとき、不動産を売却するには「相続登記」と「家の売却」という2つの大きな手順があります。
それぞれのステップについて詳しく解説します。
親が亡くなった家の相続登記の進め方
不動産を売却する前に、まず「相続登記」をおこなう必要があります。
相続登記とは、遺産である不動産の名義を相続人に変更する手続きです。
これをおこなわないと、不動産の売却ができません。
相続登記の手順
以下は、相続登記の具体的な流れです。
●1. 故人の遺言書を確認し、相続内容を確認する
●2. 戸籍謄本を取得し、法律上の相続人を確認する
●3. 相続する不動産や負債の全体像を把握する
●4. 相続するか放棄するか、または限定承認するかを決定する(期限は3ヶ月)
●5. 遺言書がない場合、相続人間で遺産分割の話し合いをおこなう
●6. 相続登記をおこない、法務局に所有権移転の申請をする
相続登記をおこなわないと、不動産の売却手続きを進められませんので、速やかにおこなうことが重要です。
相続登記に必要な書類
相続登記には、以下の書類が必要です。
●遺産分割協議書
●登記申請書(自分で作成するか司法書士に依頼)
●故人の戸籍謄本・住民票の除票
●相続人全員の現在の戸籍謄本・住民票・印鑑証明書
●不動産の固定資産税評価証明書・全部事項証明書
必要書類は市区町村役場や法務局で取得できますが、特に故人の戸籍謄本は複数の自治体から取り寄せる必要があることもあります。
また、登記申請書の作成は複雑なため、司法書士に依頼することを検討しても良いでしょう。
親が亡くなった家の不動産売却の流れ
相続登記が完了したら、不動産の売却に進みます。
売却方法には「仲介」と「買取」があり、仲介を選ぶ場合は不動産会社と媒介契約を結びます。
媒介契約には以下の3種類があります。
●一般媒介契約:複数の不動産会社に依頼できる
●専任媒介契約:1社のみに依頼し、他社には依頼できないが、自分で買い手を見つけることは可能
●専属専任媒介契約:1社のみに依頼し、自己売却も不可
また、売却で譲渡所得が発生した場合、譲渡所得税を支払う必要があります。
しかし、「空き家の3,000万円特別控除」という特例を利用すれば、譲渡所得3,000万円までは非課税となります。
この特例を利用するためには、いくつかの条件を満たす必要がありますので、不動産会社に確認しましょう。
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まとめ
出産や子どもの独立、親が亡くなるなど、人生の節目に合わせて不動産売却を検討することが重要です。
売却のタイミングを見極めることで、生活がより豊かになる可能性があります。
ライフステージに変化があるときには、スムーズな売却に向けて事前に準備を整えておきましょう。
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