一般的に、住まいを売却するのは、築年数が経過しているケースだと考えられがちです。
そのため、築浅の一戸建てを売却する方がいると聞いて、疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、築浅の一戸建てを売却するのはなぜなのかについて解説します。
また、築浅の場合の価格や早期売却のコツにも触れているので、取引を考えている方はぜひ今後の参考にしてみてください。
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築浅一戸建て売却の理由
築浅一戸建てを売却するのには、どのような理由が考えられるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
よくあるきっかけ
築浅一戸建てを売却しようと考えるきっかけとしてよくあるのが、家族構成の変化です。
たとえば、持ち家があるものの、結婚して子どもができた場合、住居の間取りに対して人数が多くなってしまうケースがあります。
最初のうちは子どもが小さいため、そこまで手狭に感じる心配はないでしょう。
しかし、子どもが大きくなると、スペースを圧迫するようになります。
子どもの学習用品や日用品、さらには個別の子ども部屋も必要になるため、場合によっては居住地を変えなくてはならないのです。
また、両親との同居が必要になるケースもあるでしょう。
親が年を取ると介護が必要になり、今後の暮らしを考えて同居を決断する方もいます。
この場合もある程度のスペースが必要になるので、持ち家の間取りによっては住み替えが必要です。
転勤で長い間戻って来る事が出来ない場合もよくあるケースです。
空き家としてほっておくと家が傷んでしまいます。傷んでしまう前に売却する方が賢明かと思います。
資金契約に無理があった場合やリストラや転職で収入状況が変わった為に返済がしんどくなった場合もございます。
こうしたさまざまな生活環境の変化がきっかけで、住まいを売りに出す方は少なくないでしょう。
契約不適合責任が重要
原則として、売主は契約不適合責任を負ったうえで取引を進めなくてはなりません。
これは、住居に瑕疵が発見された場合、たとえ物件を引き渡したあとでも修繕費用を支払わなくてはならない仕組みです。
ほとんどの場合、契約不適合責任が重要となるのは築年数がある程度経過している古い家です。
築浅一戸建てであれば、建物の劣化による欠損の心配がほとんどないため、こうしたトラブルはあまり起こらないと考えられます。
ただし、施工不良がある場合は話が別です。
今まで持ち主が気が付かなかっただけで、実は建物が施工された当初から、不具合があったケースは少なくないでしょう。
そのため、築年数が経過していない物件でも、契約不適合責任が問われる可能性があります。
また、瑕疵があるのにも関わらず、買主にその情報を知らせずにいると、契約解除や賠償請求などの問題に発展してしまいます。
何かしらの問題があるのを把握している場合は、隠さずに買主へ伝えなくてはなりません。
なぜ家を売るのか伝える
築年数が経過していない物件が、市場に出回るケースは少ないです。
そのため、買主は「なぜ築浅の物件を売りに出すのだろう」「物件や周辺環境に余程の問題があったのか」と、かえって不安に感じてしまうでしょう。
これは一般的に、築浅の物件を手放すような選択はしないと考えられているためです。
そのため、物件を売る場合はその理由を明確にしたほうが良いとされています。
たとえば先述したように、家族構成に変化があった場合は、正直にその旨を伝えたほうが安心感を与えられます。
なかには、離婚や転勤など、プライベートな事情を抱えている方もいますが、必ずしも伝える必要はありません。
ただし、オープンにしたほうが買主に安心感を与えられるので、可能な範囲で情報を開示したほうが良いでしょう。
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築浅一戸建てを売却すると価格はどうなるのか
築浅一戸建ての場合、売却価格はどのようになるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
築5年の場合
築5年は不動産市場において、築年数が経過していない物件として扱われます。
基本的に物件は、たった1日だけでも人が住んだ場合は、新築の状態よりも価格が1割下がるといわれているのです。
築5年になると、相場は新築よりも2割程度落ちている状態と考えてください。
たとえば5,000万円の物件を新築で購入した場合は、4,000万円程度は売却時の相場と考えられるでしょう。
築5年以下であれば、建物の劣化状態がそこまで見られないケースがほとんどです。
水回りの設備にも大きなトラブルがなく、そのまま使用できます。
そのため、買い手の立場からすると、とても魅力的な物件として注目されるのは間違いないでしょう。
よほど立地が悪い、騒音問題があるなどのマイナスポイントが目立たない限りは、良い条件で売却できる可能性があります。
築10年の場合
築10年になると、築5年よりもさらに相場が下がります。
新築から計算すると、およそ30~40%下落しているケースが多いです。
たとえば、5,000万円の物件を新築で購入した場合は、3,000万円程度の売却相場になると考えられます。
施工から10年経過していると、設備にも劣化が見られるようになります。
状態によっては修理交換が必要になるかもしれません。
当然ながらこうした要素は、買主からするとマイナス要因として響いてしまいます。
また、築10年の物件は少なからず見た目が古くなっているのが一般的です。
外装は、紫外線や雨風の影響によって色褪せており、内装もフローリングや壁がボロボロになっています。
ただし、売却価格は下がっているので、条件が悪くない限りは売却できる可能性はあります。
土地の相場も重要
土地の相場は、時間の経過によって変動します。
ただし、建物とは違い、時間の経過によって必ずしも価格が下がるとは言い難いです。
場所によっては需要が高まったのをきっかけに、相場が高くなるケースがあるためです。
そのため、建物がある土地がどこなのかによって、物件を売ったときに得られる収益にも影響があります。
たとえば、需要のある土地に建てられている物件であれば、築年数が経過していても、ある程度の収益が得られるでしょう。
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築浅一戸建てを早期売却するコツ
築浅一戸建てを早期売却するためには、どのようなコツを意識すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
設備を残しておく
住まいを売却するときは、設備を撤去してからおこなうのが基本です。
ただし、築年数が経過していない場合は、あえて設備を残しておくのがコツです。
築年数が浅いと、設備に劣化が見られないため、そのまま使用できる可能性があります。
そのため、買い手にとっては設備の購入費用や設置費用などが削減できるため、大きなセールスポイントになるのです。
具体的な設備の例として、照明器具やエアコンなどが挙げられます。
これらを所有している場合は、残した状態で売りましょう。
ローンが残っている場合
ローンが残っている場合は、完済して抵当権を抹消しなくてはなりません。
もし一気に完済できない場合は、住み替えローンを組んでみましょう。
この場合は新たに住宅ローンを組み、それを残債に上乗せする形になります。
金融機関からの借入額は上がりますが、現在借り入れているローンを目の前で一気に返済する必要はありません。
ただし、利用する場合は資金的に問題がないか確認してからにしましょう。
安定した収入を得られる可能性が低い、月々の支払いが難しいなどの事情がある場合は、別の方法を検討しなくてはなりません。
不安な場合はシミュレーションをおこない、ローンの支払いを続けられるかをチェックしてみるのがおすすめです。
現在はさまざまなサイトでシミュレーションができます。
収入状況を見ながらシミュレーションをおこない、今後の資金計画を立ててみましょう。
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まとめ
築浅の一戸建ては、生活環境や家族構成の変化を理由に売却されるケースが多いです。
築年数が浅いと価格は高くなるため、収益を得られるでしょう。
早期に売るコツとして、設備を残しておく方法があるので、試してみてください。
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