マンションに住みながら売却は可能？売却を成功させるコツを解説！

マンションを売却するにあたり、一度引っ越しをして空き家にしなければならないのではないかと、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
じつは、マンションの売却は、コツを押さえたうえで進めると住みながらでも可能です。
そこで今回は、「住みながらでもマンション売却はできるのか」をテーマとし、住みながら売却するメリットやデメリット、成功させるコツを解説します。

住みながらでもマンションを売却できる？

住みながらでも、マンションは売却できます。
ここでは、マンションに住みながら売却するときの流れについて解説します。

マンションに住みながらでも不動産会社の査定は受けられる

マンションを売却するときには、まず不動産会社に査定を依頼します。
このとき「住みながらだと断られるのではないか」と不安に感じるかもしれませんが、居住中だからといって不動産会社が仲介を拒否することはありません。
住みながらでも安心してマンションの売却をご依頼ください。

購入希望者からの内覧に対応する

不動産会社の販売活動を通じてマンションの購入希望者が現れたら、内覧に立ち会う必要があります。
ただし、購入希望者が何の連絡もなく内覧に訪れるわけではありません。
事前に、不動産会社の担当者からスケジュールについての連絡が来るので、いつなら大丈夫か日程を調整しましょう。
内覧後、購入希望者が購入の意思を示したら、売買価格やマンションの引き渡し日などの諸条件をすり合わせたうえで売買契約を締結します。
その後、購入希望者が住宅ローンの本審査に通過したら、決済をおこなってマンションを引き渡す流れです。

マンションは住みながらではなく空き家のほうが売れやすい？

一般的にマンションは空き家のほうが売れやすいといわれますが、決してそのようなことはありません。
実際、不動産情報ネットワークのレインズで成約情報を見ると、住みながらでも空き家の状態でも成約率は、そこまで大きく変わらないのが実情です。
多くの方がマンションに住みながら売却している現状からすると、売却のためにわざわざ引っ越しをする必要はないといえます。

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住みながらマンションを売却するメリットとデメリット

ここからは、住みながらマンションを売却するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
もし、デメリットよりもメリットのほうに魅力を感じるなら、住みながらマンションを売却することをおすすめします。

メリット①売却費用を抑えられる

マンションに住みながら売却するメリットのひとつは、売却費用を節約できることです。
もし、空き家にしてから売却するときには、先に新居を購入するか、賃貸物件を借りなければなりません。
新居の購入時に住宅ローンを組むと、売却できるまでダブルローン状態に陥ることがあります。
また、賃貸物件を借りるときには、毎月の家賃にくわえ、現在のマンションから仮住まい先、仮住まい先から新居へと引っ越し費用の支払いが2回発生します。
しかし、マンションを住みながら売却するケースでは、売却代金で残債を完済したり、新居の購入代金に充てたりといったことが可能です。
引っ越し費用も、現在のマンションから新居への1回負担するだけで済みます。

メリット②生活感を伝えられる

空き家の状態とは異なり、住みながらでのマンション売却では購入希望者に実際に生活するイメージを与えやすいメリットがあります。
どの場所に家具を置くのか、どのような動線で生活をすることになるのかなどを購入希望者に伝えられるため、より購買意欲を湧かせることが可能です。
また、購入希望者に対して、より家の魅力を伝えやすくなる点もメリットです。

デメリット①スケジュール調整が難しい

購入希望者からの内覧要望に対して、空き家の状態だとスケジュールを気にすることなくいつでも見てもらえます。
しかし、住みながらでの売却では、購入希望者のスケジュールに合わせて内覧予定日を組まなければなりません。
購入希望者からの内覧対応だけで、土日のいずれもがつぶれてしまうこともあるでしょう。
内覧スケジュールの調整が難しい点は、住みながらマンションを売却するデメリットです。

デメリット②生活感が逆効果となりかねない

生活感があると、購入希望者に実際に住んだあとのことをイメージしてもらいやすい側面がありますが、一方で購入意欲をそいでしまいかねない点に注意が必要です。
たとえば、水回りにカビが生えていたり、室内の汚れが目立ったりしていると、購入希望者に悪い印象を与えて、売れ残ってしまう恐れがあります。
家で生活を続ける限り、室内は汚れていくものなので、内覧前には掃除や片付けを徹底することが大切です。

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住みながらマンションの売却を成功させるコツ

マンションに住みながら、売却を成功させたいのであれば、成功のコツを押さえておくことが欠かせません。
ここでは、住みながらマンション売却を成功させるコツについて解説します。

成功のコツ①引き渡し日に合わせたスケジュールを組む

マンションを売却したら、買主へ引き渡す前日までに新居へ引っ越す必要があります。
そのため、まずは引き渡し希望日を決め、そこから逆算して売却スケジュールを立てましょう。
また、マンションを売りに出しても、すぐに買主が見つかるとは限らないため、できる限り早めに売却活動をおこなうことも大切な成功のポイントです。

成功のコツ②内覧前の掃除を徹底する

内覧前には、掃除や片付けを徹底しておこなうことも、マンション売却を成功させるポイントのひとつです。
内覧において、購入希望者は間取りや室内の雰囲気、日当たりなど細かなところまでをチェックします。
しかし、住みながらの状態でマンションを売却するときには、どうしても生活感がにじみ出てしまうものです。
廊下に物が溢れていたり、水回りが汚れていたりすると、購入希望者の購入意欲を減退させてしまいかねません。
そのため、内覧日が決定したら掃除や片付けを徹底し、できる限りきれいな状態にしたうえで、購入希望者を迎え入れることが売却成功のポイントです。
部屋のにおいが不快ではないかどうかも併せてチェックしておきましょう。
もし、自分では汚れやにおいを落としきれないときには、ハウスクリーニングを依頼するのもひとつの方法です。
また、できるだけ内覧数を増やすことも、マンションをスムーズに売却するためには欠かせません。

成功のコツ③売却と新居探しを同時におこなう

マンションの売却と併せて新居探しをおこなっておくことは大切な要素のひとつです。
いま住んでいるマンションを売却したら、その家を出て行かなければならないためです。
しかし、マンションの売却と新居の購入のタイミングをできる限り合わせられれば、引っ越しが1回で済み、手間だけでなく費用面も軽減できます。
ただし、マンションの売却と新居の購入を同時に進めるのは容易ではありません。
そのため、マンションの売却と新居の購入は同じ不動産会社に依頼することをおすすめします。
マンションの売却と新居の購入に必要な手続きの窓口をひとつの不動産会社にすると、やりとりの手間が省けて、よりスムーズに進められるようになります。

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まとめ

空き家にしたほうが売れやすいといわれることがありますが、住みながらでもマンションの売却は可能です。
住みながらマンションを売却すると、内覧スケジュールの調整が大変な面はありますが、売却コストを抑えられる点はメリットです。
住みながらマンションの売却を成功させるためにも、綿密な売却スケジュールを立てるとともに、内覧前の掃除・片付けを徹底しましょう。